デザインを頼む人と、自分でやる人の差
今は、ChatGPTや画像生成AIでチラシもロゴも一瞬で作れる時代になりました。
美容サロンのInstagram投稿、メニュー表、キャンペーン画像。 少し前まで「デザイナーに頼まないと無理」と思われていたものも、今はスマホ1台でそれっぽく作れてしまいます。
実際、それはすごいことです。 小規模サロンでもスピード感を持って発信できるようになりました。
でも最近、街やSNSを見ていて感じることがあります。
“上手い”のに、なぜか心に残らない
AIで作ったデザインは、確かに整っています。 配色もキレイ。 文字組みもそれっぽい。 写真もおしゃれ。
でも、なぜか頭に入ってこない。
どこかで見たことがある。 誰かと似ている。 「このお店っぽさ」が見えてこない。
今、AIを使えば平均点のデザインは誰でも出せます。
だからこそ逆に、“その人らしさ”がないと埋もれていく時代になりました。
デザインを頼む人は「絵」を買っているわけではない
「Canvaでできるし」 「AIで十分じゃない?」 そう思う人もいるかもしれません。
でも、本当にデザインを依頼している人たちは、“画像”だけを買っているわけではありません。
そのお店の空気感。 オーナーの性格。 価格帯。 お客様との距離感。 地域性。 言葉のクセ。
そういう“目に見えない部分”まで整理して、 「このサロンだからこそ似合う形」に落とし込んでいるのが、本来のデザインです。
だから、ちゃんと作り込まれたデザインには、 なぜか空気感があります。
「ここ、なんか好き」 「ちょっと気になる」 そういう感情が残ります。
AIだけに頼ると、みんな同じになる
最近は、AIテンプレート感のある投稿もかなり増えました。
淡いベージュ。 細い英字。 ふわっとした女性写真。 それっぽいキャッチコピー。
もちろん悪くありません。
でも、みんなが同じ方向を向き始めると、 逆に個性が消えていきます。
そんな中で、近隣のサロンが、 「ちゃんと自分の想いがこもったデザイン」 「どこにも被らない世界観」 を作り始めたらどうでしょう。
きっと焦りが生まれます。
「あれ、なんかこのお店目立つな」 「なんでこのサロンだけ印象に残るんだろう」 そんな嫉妬にも近い感覚が出てくるかもしれません。
“自分の色”を失わないこと
AIを使うこと自体は悪いことではありません。
むしろ、これからは上手く活用していくべき時代です。
でも大事なのは、 「全部AI任せにしないこと」だと思います。
本当に強いお店は、 流行のテンプレートではなく、 ちゃんと“自分のお店の色”を持っています。
好きな雰囲気。 大事にしたい接客。 どんなお客様に来てほしいか。 どんな空間にしたいか。
そういう軸があるお店は、 AIを使ってもブレません。
逆に、AIに頼り切ってしまうと、 「自分で考える力」や「自分らしさ」が
少しずつ薄れていくこともあります。
便利な時代だからこそ、 自分の感覚まで手放さないこと。
それが、これからのサロンの“差”になっていくのかもしれません。

