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K-Beauty新興ブランドAPRが世界で急成長|美容デバイス革命

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韓国発の美容テック企業「APR(エイピーアール)」が、LEDや電気刺激を活用した美顔デバイスで世界的な注目を集めています。スキンケア中心だったK-Beauty業界に、テクノロジーを融合させた新しい潮流を生み出している企業です。

自宅で“サロン級”を実現したAPR

APRはスキンケアブランド「メディキューブ(Medicube)」で知られる企業。LEDライトやマイクロカレントを使った家庭用デバイスを開発し、「自宅でできるプロケア」として人気が拡大しました。
Kylie Jenner(カイリー・ジェンナー)がTikTokで紹介したことをきっかけに米国でブレイク。売上の約3分の1をデバイスが占め、株価は年初から4倍近くに上昇しました。

企業価値は約60億ドルに到達し、韓国の大手コスメ企業を脅かす存在に。APRの成長は、K-Beautyが“化粧品”から“美容体験”へ進化していることを示しています。

SNSとスピードで広がる信頼

APRの強みは、従来型の広告ではなくSNSを軸にした発信力
TikTokやInstagramで「リアルな使用シーン」を共有することで、共感をベースにしたブランド信頼を築いてきました。

もう一つの武器は開発スピード。韓国市場では競争が激しく、APRはデータをもとにした改良を続けながら短期間で新モデルを投入。スピード感と継続的なアップデートが、海外市場での成功につながっています。

女性起業家へのヒント

APRのモデルは、美容やライフスタイル分野で起業を目指す女性にとっても学びが多い事例です。

  • ハードとソフトを組み合わせる発想
    スキンケアだけでなく、デバイスやアプリなど技術を掛け合わせて差別化。
  • SNS発信をブランディングの軸に
    高額広告よりも、自分の声で語るストーリーが信頼を生む。
  • 早期からグローバル視点で設計
    英語対応や越境ECなど、海外を視野に入れた準備が成長を加速。
  • スピードと進化を止めない姿勢
    トレンド変化が速い美容業界では、常に改良を重ねることがブランド力になる。

これからのK-Beautyに見える未来

APRの成功は、K-Beautyが次のフェーズに入ったことを象徴しています。
「商品を売る」から「体験を届ける」へ。
今後は美容デバイス、AI、ウェルネスなどが融合し、より多面的な“ビューティ・テック”時代が到来するでしょう。

日本やアジアの女性起業家にとっても、APRは小さなチームから世界に届くブランドをつくるモデルケース。
共感とスピード、そして挑戦が、グローバル市場への扉を開く鍵になっています。

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Femmee
お店を始めた女性は、ただ仕事をしているだけじゃありません。 それは「自分の生き方を選んで形にしていく挑戦」そのものです。サロンや小さなお店を始めることは、暮らしや働き方の全部に関わってくるからこそ、ワクワクする一方で迷いや壁にぶつかることもあります。 Femmeeは、そんな女性たちを応援する場所です。集客や運営のヒントはもちろん、心の持ち方や暮らしとのバランスまで。実践的なことから気持ちの整え方まで、幅広く発信していきます。 大切なのは「経営のテクニック」だけじゃなくて、自分らしく歩むための考え方。小さなお店を育てることが、あなた自身のライフデザインにつながっていく。そのプロセスを一緒に楽しんでいけたらと思っています。
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