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2025年、まつげリフトとティントが人気。広がる美容トレンド

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2025年、美容業界では“ナチュラルビューティー”への関心が一層高まり、まつげ分野でもその流れが顕著になっています。従来のボリューム重視のまつげエクステに代わり、まつげリフトとティント(染色)を組み合わせた「自然派スタイル」が急速に浸透していると、英国の美容専門誌 Professional Beauty は報じています。

“ナチュラルなのに印象的”を求める流れ

長年続いた dramatic(劇的)なまつげブームに変化の兆しが見えています。Professional Beautyによると、顧客が求めるのは「すっぴんでも整って見えるまつげ」。強いカールやボリュームではなく、健康的で手入れされた印象に価値を感じる傾向が強まっているとのことです。

特にZ世代やミレニアル世代の女性たちは、時間やコストを抑えつつナチュラルメイクを楽しみたいという意識が高く、まつげリフト+ティントがそのニーズにフィットしています。

海外で広がる「リフト+ティント」メニューの人気

ロンドンやシンガポール、ソウルの都市圏サロンでは、すでにこの“ダブル施術”をメインメニューにする動きが進行中。リフトで自然なカールを付け、ティントで黒く染めることで、マスカラを使わずとも目元がはっきりする仕上がりが好評です。

また、施術に使用する液剤やツールにも変化が見られます。従来のロッド型から、よりまつげの根本にフィットするシールド型へ移行。化学成分を抑えた低刺激の製品が選ばれ、敏感肌の顧客にも対応できるようになっています。

小規模サロンでも導入しやすい理由

まつげリフトとティントは、施術スペースや初期コストが比較的少なくて済むため、個人サロンにとっても取り入れやすいメニューです。必要な道具も少なく、導入講習も短期間で完了できるのが特徴。

さらにSNSとの相性も良く、ビフォー・アフターの写真や動画は拡散されやすいジャンル。リール動画などで「まつげの地毛ケア」をテーマにした発信を続けることで、サロンのブランディングにもつながります。

リフトブームは“ケア文化”に変化する可能性も

海外では「Lash Health(まつげの健康)」という概念が少しずつ広まりつつあります。まつげ美容液や自宅ケアを提案するサロンが増え、単なる施術から「まつげを育てるケア文化」へと進化しているのが特徴です。

まつげエクステのように装着技術を競う時代から、ケアと維持を中心とした“生活型サロン”へ。小規模サロンにとっては、長期的なリピートを生むメニュー構成を考えるチャンスでもあります。

編集部コメント

2025年のまつげトレンドは、“足す”より“整える”方向へ。ナチュラル志向の高まりは一過性ではなく、美容全体のライフスタイル化が背景にあります。無理なく美しく見せる技術が、これからのサロンに求められる要素になっていくでしょう。

参照: Professional Beauty UK, “Why lash lift and tint are the new must-have treatments for 2025” (2025年)

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