AirリザーブとSTORES予約サロンで予約機能を入れるならどちらがいい?
美容サロンの現場ではいま、「LINEやDM予約の管理が限界」「ダブルブッキングを防ぎたい」という声が増えています。
お客様とのやり取りをスムーズにするため、予約システムの導入を検討する個人オーナーも少なくありません。
本記事では、無料から使える代表的なサービスAirリザーブとSTORES予約(旧Coubic)を比較。
それぞれの特徴と、どんなサロンに向いているのかをまとめました。
オンライン予約の導入が進む理由
SNSやGoogleマップ経由での来店が増えるなか、
「そのまま予約できる仕組み」を持つことは集客にも直結します。
オンライン予約は、単なる効率化ツールではなく、
信頼感を伝えるための入り口としても注目されています。
DMの見落としや予約の重複を防ぎ、オーナーの時間を守るという点でも導入効果は大きいです。
Airリザーブ:安定性と操作のしやすさが魅力
リクルートが運営するAirリザーブは、長く美容業界で使われてきた定番ツール。
無料プランでも、ネット・電話・来店予約をまとめて管理でき、
シンプルで直感的な操作性が評価されています。
- スタッフ別の枠設定がわかりやすい
- 電話予約などの“手動予約”も同じ画面で管理可能
- 無料プランでも十分実用的
複数店舗やスタッフが多い場合は、有料プラン(ベーシックなど)で拡張も可能。
「まずは予約体制を整えたい」というサロンにおすすめです。
STORES予約:ブランドイメージを重視するサロンに
旧Coubicを統合したSTORES予約は、デザイン性と販売機能を兼ね備えた予約システム。
予約だけでなく、物販・回数券販売・定額プランまで運用できる点が特徴です。
無料プランは月50件・予約ページ2つまで。
本格的に運用する場合は有料プランでStripeによる事前決済やZoom連携も可能になります。
- サロンの世界観を保てるページデザイン
- STORESショップとの連携でEC販売にも対応
- ブランド重視・拡張性重視のサロンに最適
「施術予約+販売+再来導線」を一体化したい人には相性の良いツールです。
比較:小規模サロンが見るべきポイント
| 比較項目 | Airリザーブ | STORES予約 |
|---|---|---|
| 無料プランの使いやすさ | ◎ 予約・顧客管理がほぼ完結 | ○ 月50件・2ページまで、お試し向き |
| デザイン・ブランド表現 | △ シンプルで統一感重視 | ◎ 自社サイト風にカスタマイズ可能 |
| オンライン決済 | △ AirPAYなど外部連携が必要 | ◎ 有料プランでStripeなどに対応 |
| EC・物販連携 | — 手動対応 | ◎ STORESショップと連携可能 |
| 複数スタッフ運用 | ○ ベーシック以上で対応 | ○ 可能(無料枠超過に注意) |
導入ステップ:1日でテスト導入も可能
どちらのサービスも、登録からページ公開まで最短1日で完了します。
まずは無料プランで、以下の導線をテストしてみるのが効果的です。
- Instagramプロフィールのリンクから予約まで
- Googleビジネスプロフィール経由での流入
- LINEメニューからの予約導線
運用しながら、どの導線で予約が多いか・操作のしやすさをチェックし、
自分のサロンに合う方を見極めましょう。
編集部まとめ
- Airリザーブは、まず予約管理を整えたいサロン向け。無料でも十分実用的。
- STORES予約は、デザインや販売導線まで広げたいサロンにおすすめ。
- どちらも無料で試せるため、まずは1か月テスト運用してみるのが現実的です。
予約機能は「業務効率化」だけでなく、サロンの信頼度を上げる手段でもあります。
導入の一歩が、リピート率を左右するきっかけになるかもしれません。

