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ネット銀行の選び方。サロンの屋号口座と法人口座

ネット銀行どうする
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なぜネット銀行が選ばれるのか

小規模なサロンや店舗を運営する女性オーナーの間で、ネット銀行を選ぶ動きが広がっています。
理由はシンプルで、「店舗に行かなくてもすべて完結する」からです。
家事や施術の合間にスマホで振込ができるのは、時間の制約が多い経営者にとって大きなメリット。
また、近年は開業手続きや請求書発行、会計連携がワンストップ化した銀行も増えています。

法人口座と個人口座、何が違う?

ネット銀行には大きく「法人向け」と「個人事業主向け(屋号付き)」の2種類があります。
違いは次の3点です。

比較項目法人口座個人事業(屋号付き)口座
名義表示会社名(例:〇〇株式会社)屋号+個人名(例:サロン〇〇氏名)
開設の難易度定款や登記簿などの提出が必要開業届などで比較的簡単に開設可能
信頼性対企業・法人取引に強い個人・小規模取引に十分対応

個人事業でスタートする場合は「屋号付き個人口座」で問題ありません。
ただし、法人化を見据えるなら、早めに法人口座の仕様を理解しておくことが後々スムーズです。

ネット銀行3社の特徴比較(2025年版)

銀行名特徴手数料こんな人におすすめ
GMOあおぞらネット銀行会計ソフトfreee連携がスムーズ。請求書発行や口座振替が1画面で完結。振込145円〜経理をクラウド管理したい人
住信SBIネット銀行屋号付き個人口座も開設しやすく、個人から法人への移行も対応。同行無料/他行145円〜まずは個人事業で始めたい人
楽天銀行ネットショップとの相性が高く、BASEやSTORESなどと連携可。同行無料/他行145円〜ECサイト運営や副業型事業向け

いずれも店舗型銀行より手数料は安く、経理システムとの自動連携で「経理にかける時間」を削減できます。

サロン経営者が見落としがちなポイント

  1. 入金元の表示名に注意
     屋号が明確に表示されない銀行もあり、取引先やお客様が「誰からの入金かわからない」となるケースも。
  2. ビジネスローン・法人カードの対象外になる場合がある
     個人名義口座では、事業向けクレジット審査が通らない場合もあります。
  3. 確定申告時の分離管理が楽になる
     プライベートと事業の支出を分けておくことで、経費計上のミスを防げます。

結論:まずは「屋号付き個人口座」で十分

多くの小規模サロンでは、まず屋号付き個人口座から始め、
売上が安定してきた段階で法人口座へ移行する流れが一般的です。
大切なのは、「どの銀行を使うか」よりも、資金の流れを整理して見える化すること
それが、サロン経営を長く続けるうえでの土台になります。

Femmee編集部まとめ

  • 個人サロンは「屋号付き個人口座」で十分スタートできる
  • 経理効率を重視するなら、クラウド連携可能なネット銀行を選ぶ
  • 法人化の可能性がある場合は、早めに口座仕様を比較しておく

日々の“経営の小さな決断”が、長く続くサロンづくりの基礎になります。
忙しい毎日でも、数字を整える時間を少しだけ取ってみてください。

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お店を始めた女性は、ただ仕事をしているだけじゃありません。 それは「自分の生き方を選んで形にしていく挑戦」そのものです。サロンや小さなお店を始めることは、暮らしや働き方の全部に関わってくるからこそ、ワクワクする一方で迷いや壁にぶつかることもあります。 Femmeeは、そんな女性たちを応援する場所です。集客や運営のヒントはもちろん、心の持ち方や暮らしとのバランスまで。実践的なことから気持ちの整え方まで、幅広く発信していきます。 大切なのは「経営のテクニック」だけじゃなくて、自分らしく歩むための考え方。小さなお店を育てることが、あなた自身のライフデザインにつながっていく。そのプロセスを一緒に楽しんでいけたらと思っています。
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