小さなお店のブランディング:今日からできる5つの基本
小さなお店が “今すぐ” 取り組めるブランディングは、実は大きな投資や専門知識がなくても始められます。今回は、個人店・サロン・小さなサービス業でも今日からできる5つのステップをまとめました。
1. アカウント名・店名・ユーザー名を統一する
「表記ゆれ」はブランドの印象を弱める大きな要因です。
Instagram、X、Pinterest、BASE、Googleビジネスなど、使っているすべてのプラットフォームで 同じ名称・同じ表記ルールにそろえましょう。
- 例:lbdo-shop、lbdo、lbdo.jp → LBDO に統一
- 可能なら、ID/ユーザーネームも統一して探されやすくする
統一ルールが決まっていると新しいサービスを始めるときも迷いません。
2. ロゴ・カラー・フォントの「3点セット」を固定する
ブランドの第一印象は見た目で決まります。
大掛かりなデザインをしなくても、以下の3点を決めるだけで統一感が出ます。
- メインカラー:1色
- サブカラー:1〜2色
- フォント:日本語1種+英字1種
Instagram投稿、サムネ、メニュー、印刷物など、すべてこれに合わせると一気に洗練されます。(明朝になったり、ゴシックになったり、ポップになったり・・とバラバラだと認知されづらくなります。)
3. プロフィール文に「店の強み」を1行で入れる
プロフィール文は短く、そして迷わせないことが大切。
例:
- 「オフィスで働く女性にぴったりな上品ネイルが得意」
- 「グレイヘアが得意なヘアサロン」
- 「地域密着、小さなグルーミングルーム」
お店の特徴を 1行で言い切るだけで、世界観が一瞬で伝わります。
4. 写真のトーンをそろえる
写真のテイストがバラバラだと「誰のアカウントか」が伝わりにくくなります。
今日できる改善はとてもシンプルで、
- 明るさ
- 色温度(暖色/寒色)
- コントラスト
この“3つだけ”を毎回同じ調整値で仕上げること。
プリセットを1つ決めれば、投稿が並んだときに統一感が生まれます。
5. 投稿・商品説明・メニューの言葉遣いをそろえる
デザインと同じくらい大事なのが「文章の統一」。
- 丁寧語で統一するのか
- カジュアルに寄せるのか
- 余白のある文体か
- テンション高めか
これを決めるだけで、ブランドの“人格”が固まり、ファンがつきやすくなります。
ブランディングは特別な作業ではなく、
「見た目」「言葉」「表記」「写真」の小さな統一の積み重ねです。
今日の5つだけでも、お店の印象は驚くほど整います。
Femmee編集部まとめ
小さなお店のブランディングは、特別な設備や大きな投資がなくても「今日から整えられる部分」が意外と多くあります。名称・色・写真・文章といった基礎をそろえるだけで、店の印象は一段引き締まり、初めて出会うお客様にも迷いなく選んでもらいやすくなります。
続けるほど世界観が自然と積み上がり、その店らしさが輪郭を持ちはじめます。疲れない範囲で少しずつ整え、長く続けられるブランドを育てていきましょう。

