サロンオーナー必見|小規模事業者持続化補助金を正しく理解する
小規模サロンを経営していると、
「広告費に使える補助金があるらしい」
「サロンでも申請できると聞いた」
そんな話を一度は耳にしたことがあるかもしれません。
それが「小規模事業者持続化補助金」です。
ただしこの補助金は、
名前だけで判断すると失敗しやすい制度でもあります。
内容を正しく理解せずに動くと、時間と労力だけを消耗することになりかねません。
この記事では、サロンオーナーが判断を誤らないために、
制度の本質と実務上の注意点を整理します。
小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者持続化補助金は、
販路開拓や売上向上につながる取り組みを支援する制度です。
広告や集客、導線づくりなど、
「売上を伸ばすための行動」に対して補助が行われます。
ここで重要なのは、
「サロン運営に必要な支出」ではなく、
「売上を伸ばすための投資」であること。
この前提を理解していないと、申請内容がズレてしまいます。
サロンは補助金の対象になる?
多くの美容サロンは、この補助金の対象になります。
対象になりやすいサロンの例
・個人事業主または小規模法人
・従業員が少人数
・自宅サロン、テナントサロンのどちらでも可
「一人サロンだから無理」
「自宅サロンだから対象外」
ということはありません。
実際には、一人〜少人数サロンの採択事例が多い補助金です。
サロンで実際に使われている経費例
申請の中で、比較的現実的に使われているのが以下の内容です。
採択されやすい経費の例
・ホームページ制作、リニューアル
・予約システムの導入
・チラシ、パンフレット、名刺
・看板や外観サイン
・SNS広告、Web広告
・宣材写真や動画の撮影
共通しているのは、
「新規客や再来につながる理由を説明できること」。
単なる見た目改善ではなく、
売上につながる流れを言葉で説明できるかが重要です。
誤解されやすい・使えない経費
ここでつまずくサロンオーナーは少なくありません。
補助対象にならない例
・家賃そのもの
・通常の人件費
・すでに支払った過去の費用
・プライベートと混在する支出
・売上増と結びつかない設備更新
「サロンに必要だからOK」ではなく、
必ず「なぜ売上が伸びるのか」を説明できる必要があります。
小規模事業者持続化補助金は後払い
この補助金は、後払い(精算払い)です。
基本的な流れ
- 申請・採択
- 自己資金で支払い
- 実績報告
- 補助金が入金
「今お金がないから補助金で何とかしたい」
という状況には向いていません。
一時的に立て替えられる資金が必要です。
サロンオーナーがつまずきやすいポイント
不採択になる申請には、共通点があります。
・事業計画が抽象的
・「頑張る」「集客する」だけで終わっている
・数字(客数・単価・来店頻度)が書かれていない
・補助金ありきで計画を作っている
審査で見られているのは、
デザインの上手さではなく、考え方の筋道です。
商工会・商工会議所との関係は重要
小規模事業者持続化補助金では、
商工会・商工会議所の確認が必須です。
相談時のポイント
・できるだけ早めに相談する
・丸投げしない
・自分の言葉で説明できる状態にしておく
この姿勢だけで、申請の質は大きく変わります。
サロンにとっての正しい使いどころ
この補助金は、
すでに動いているサロンが、次の一手を打つための制度です。
・集客導線を整えたい
・単価や再来率を上げたい
・今の延長線上で売上を伸ばしたい
こうした段階にいるサロンには、相性の良い補助金です。
femmee編集部まとめ
小規模事業者持続化補助金は、
サロン経営を一気に楽にしてくれる魔法の制度ではありません。
しかし、
「何にお金を使い、どう売上を伸ばすのか」
を言語化する良い機会になるのも事実です。
補助金を目的にするのではなく、
サロン経営を見直すきっかけとして使えるか。
そこを冷静に判断できるオーナーほど、
この制度をうまく活用しています。

